パナソニック・ヤマハ開幕戦 両チームのHOが語る「スクラム」 | ラグビージャパン365

パナソニック・ヤマハ開幕戦 両チームのHOが語る「スクラム」

2016/08/31

文●斉藤健仁


8月26日(金)、14年目のトップリーグが開幕した。

「東」の開幕戦は4連覇がかかる王者パナソニックワイルドナイツに、昨シーズン3位で初優勝を狙うヤマハ発動機がチャレンジする形となった。

ヤマハ発動機の清宮監督がカンファレンスで、「パナソニックに勝って優勝できないのとパナソニックに負けて優勝できるのなら前者を選ぶ」と舌戦を仕掛けて、話題にもなった。

試合の行方は最後までわからなかったが、ヤマハ発動機が24-21で勝利し、2年前のプレーオフ決勝の借りを返した形となった。この試合、ヤマハ発動機の大きな勝因となったのは明らかにスクラムだった。

ヤマハ発動機のスクラムが強くなった理由を聞かれて清宮監督は「磐田に来てください」と言い、FL三村勇飛丸キャプテンは「純粋に組んできた本数が違います。スクラムにかけてきた時間が違います。その差だと思います」と言い切った。

またパナソニックのHO(フッカー)堀江翔太キャプテンも「負けた理由はスクラムです。相手は非常にまとまって練習で組みこんできたと思う。相手の方がやりこむ時間があった。僕ら、海外やいろんなところから戻ってきて、やりきれないところが出た」と敗戦を振り返った。

実は、1本目のスクラムから勝負がわかっていた

ファーストスクラム

ファーストスクラム


実は、ヤマハ発動機は前半3分のファーストスクラムから勝負に出ていた。


「最初からすべて出し切ろうと決めていた。最初、ペナルティー取られても仕方ない気持ちでまっすぐ押しました。その結果、相手が反則した。手応えはありました」とFL三村キャプテンが言えば、

スクラムの要であるHO日野剛志は「アーリーエンゲージの反則も折り込みずみで、それくらい攻めて行こうとしました。パナソニックは昨シーズンの優勝チームなので勝つには、(スクラムで)攻めてアドバンテージをとっていこうと思いました」と、最初から攻める意識が違ったことを明かしてくれた。

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